■日本に帰る■

 
「ここにいても仕方ないし、俺も、日本に帰ります。」

「いいのか?ひとりだぞ?」

「はい。慣れてますから。」

そう言うと、見上さんは少し寂しそうに表情を曇らせる。

……平気なんだけどな、俺は。

まぁ、そんな訳で俺は次の日の朝の便で、見上さんと日本に帰ることになった。

 

久しぶりの日本は、なんとなく懐かしい気がした。

 

派手なクリスマス・イルミネーションも、うるさい人ごみも随分離れていたように思う。

日本人ばかりなのも、不思議な感じだ。

空港で見上さんと別れて、新幹線で静岡へ向かう。

約半年ぶりに帰った実家は、どこか閑散としていた。

ジョンもいない。誰か連れて行ったんだろうか。エサを入れていた器もなくなっている。

……さて、どうするか。

 

家に入る その辺ぶらぶらする