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鶴の一声 |
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「この光を考えればブルーアイズが適任じゃないか、兄サマ。」 「わが社のシンボルであるブルーアイズが悪などということがあってたまるか。」 「でも兄サマ。」 「ブラックマジシャンで新しい企画をまとめ直した。」 「それじゃ…。」 「悪には黒でよく似合っているわ。」 「確かにそうかもしれないけどそれでも新システムの…。」 「兎に角、オレのブルーアイズが…。」
そんな会話を一時間ほど繰り返す兄弟。
「お茶にしようぜ〜。」
ノックとほぼ同時にドアが開き入ってきたエプロン姿の城之内。
「城之内〜。今兄サマと仕事の話をしてるんだぜい。」
そうは言いながら城之内だからしょうがないと思いソファーに座りなおすモクバ。
「まあ、息抜きは大事だって。」
からからと笑ってさっさとお茶の用意をする。
「磯野さんもこっちで一緒に飲もうぜ。」 「私の分もあるのですか!?そのお優しさ、乾いた心と体にしみます。」
きらりと磯野の目に涙が光る。KCの激務を感じさせる発言だ。
「それでこそ瀬人様の伴侶。生涯この紅茶の味は忘れません。」
海馬の目が険悪に光る前にそう言うあたり身をわきまえている。
「海馬にはこっちのコーヒーと煎餅な。」
コーヒーと煎餅。 のほほ〜んと効果音が入りそうなティータイムをかえたのも城之内だった。
「何これ?」
置きっぱなしだった海馬の企画書を見る。
「ラスボスはブラックマジシャンか〜。格好良いな〜。」 ピクリ。 自分に都合の良い事はすべて聞き取り悪いことは聞き流す(だが、言った相手に報復する)海馬の耳が動く。
「城之内は悪役だけど格好良いと思う?」 「悪の美学つーのかな?兎に角格好良いじゃん。」
にぱーと太陽の笑顔で言い切る。
「磯野―!!何をしているこの企画書をさっさと本社に持って行かんか!!」 「はっ!しかしコレはブルーアイズがラスボスですが…。」
先ほどまで散々渋っていた海馬を思うとブルーアイズラスボス企画書を持っていくことに躊躇う磯野は主人思いだ。
「当然!格好良いラスボスはオレの壮大にして優雅!なブルーアイズホワイトドラゴンに決まっているわ!!」
わははははー!!凄いぞ、格好良いぞと高笑いをする海馬を一瞬呆然見てすぐさま
「さすが瀬人様。素晴らしい切り替えです。この磯野感服しました!」 「さすが兄サマ。決断が早いぜ!」
と言えるのはさすがKC社員と副社長。
「何?ブルーアイズがやんの?」
城之内は話に乗り切れずに高笑いを続ける海馬と感服して男泣きしている磯野と満足そうに頷いているモクバをかわるがわるに見て首を傾げるのだった。
その後無事ハンブルグに海馬ランドは完成し副社長は感謝して城之内にモ○バーガー(普通のバーガー屋より高めで貧乏人城之内には高嶺の花)をご馳走した。
…END…
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お礼コメンツ |
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| いのぽんさまから頂きました海城+木SSです〜! まさかまさか遊戯王でSS頂けるとは思っていなかったので、私の驚きもひとしお! 城之内くんに甘い海馬コーポレーションが素敵です〜vv そして社長…!城之内くん中心に彼の世界は回っていることを思わせる1コマです(笑) まぁ、あの太陽の笑顔を見たら、そうなってもしょうがないわな、と思ってみますv ちなみにモ○バーガー、私も高級なイメージがついていまして、なかなか入れないところでございます…(笑) 素敵なお話ありがとうございました〜vv |
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