| ラブ・ワード | |
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すきだ。
何の脈絡もなく突然、その3文字はオレの脳内を独占する。
一緒にいられる時間は少ない。限られていると言っていい。
「…じゃ、俺もう行くわ。不味いコーヒーごちそうさん。」 「何だ忙しない。…コーヒーは少尉の趣味だ。本人に伝えておこう。」
ソーサーにカップを音をたてて置いて、ソファに掛けていた赤いコートを羽織る。
「次も長くなるよ。ったく、面倒なもんばっか押しつけやがって。」 「それだけ期待しているということだよ。頑張りたまえ。」
にこりと笑う男に、少年はけっと毒づく。 それに。
「気を付けて、行っておいで。」
弟くんにもよろしくね、というやさしい声とともに、一番欲しかった言葉が追い掛けてくれるから。
「戻っておいで。待ってるから。」 背中で感じることしか出来ないが、ロイは今極上の笑顔を浮かべていることだろう。
「行ってきます。なるべく早く帰るようにするよ。」
ああ。 やっぱり。
「…俺、アンタのことすきだわ。」
END |
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| 作者コメンツ | |
| 帰ってくる場所。ロックベル家、それに東方司令部。 いう程兄弟は寂しくなんてないよ、って話。 それとマスタングはやっぱり母親役だよなぁ…。 |
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