erste Erfahrungen〜完結編〜

 
 

 

「ちょ、ちょっと待て。何すんだ?」

前にも言ったことがあるような気がする。

ちなみに今現在二人ともシャワーを浴び終え、ベッドの上でシュナイダーに乗っかられている状態である。

「本気で言ってるのか。」

ぐっと顔を近づけて聞き返された。その声が若干とがっている。

これってこないだの夜と同じ。それってアレってことだよな…。
まったく考えていなかった。
<いとこの結婚式で誰もいないから泊まりに来い>と言われても<お前は行かなくて良いのか?>とか<こいつ家事という家事何も出来ないのに1人にするなんておばさん何考えてるんだろう>などとシュナイダー家の心配はしたけれど自分のことは欠片も考えてもいなかった…。
ひょっとしてオレって馬鹿…?

「とりあえず、シャワーでも…。」

「もう浴びた。」

「もう一回入って来い。」

渾身の力でシュナイダーを押し返す。

「逃げる気か?」

「ふざけるな。男、若林源三。逃げも隠れもしない!さっさと入って来い。」

部屋から蹴りだす。

 

 

………どうすれば良いんだ………。

 

 

やっぱり帰ろうかな…。
いや、敵に背を向けるのは俺の主義に反する。
少し意味が違うか…。

シュナイダーのことは好きだ。
うん、間違いない。
そりゃ、多大にシュナイダーに押され引っ張られつきあい始めた様な気がするが、今現在はそういうお付き合いをしている。
付き合っていることに恥ずかしさはあるが後悔はない。
シュナイダーのことが好きだから。
うう、自分で考えていて恥ずかしいぞ。

 

ええーい、男は度胸!物は試し!矢でも鉄砲でも何でも来い!

本気でどうしても嫌ならシュナイダーを蹴るなり殴るなりして逃げれば良い。

 

 

「若林。」

あれ?心臓の自己主張がすごい。手が震える。

「シュナイダー。」

声まで震えてる。

「本気で嫌だったら、手加減なしで殴り飛ばすから。」

「ああ、お前ならそうだろうな。」

オレってどんな奴だと思われてるんだ?!
それになんでお前は余裕があるんだ。
八つ当たりぎみにそんなことを思う。

「何も分からないし、どうしたら良いかも、それでも良いなら」

当たって砕けろ!激しく混乱している。

「よ、よろしくお願いしみゃしゅ…。」

し、舌噛んだ。

「こちらこそ。」

お互いに頭を下げる。

「口開けて。」

噛んだ舌を舐められた。

 

 

暖かくて熱くて一瞬で永い時間を一緒に。

 

 

当たって砕け…否、とけたら中に大当たりが入っていた。

 

オレは自分が思っていたよりずっとシュナイダーが好きで与えられる痛みも熱さも受け止められる。

目が覚めたらきちんと伝えよう。

だから今は一緒に寝よう。

大好きな君にけだるい体を預けて、一緒に眠ろう。

 

 

 

…End…

お礼コメンツ

 

いのぽん様から頂きました、vv
ワタクシ勝手に完結編だと思い込みまして、勝手に完結編と名付けさせていただきました(オイオイ)
なんつーか、若林くん食わず嫌いだっただけ?(違)
若林くん視点なので、何となく幸せなのは若林君の方なのかな〜と言う気もしつつ、絶対にシュナの方が幸せ噛み締めていると信じて疑わない私です。
片想い暦は伊達じゃないよね…(笑)

いのぽんさまいつも頂いてしまって申し訳ありません…!(そして自慢する・爆)
ありがとうございました〜vv