告白

 
 

 

どうしても諦められないんだ。

 

結婚するのにそれでもまだあきらめることが出来ない。

彼女を大切にしたい気持ちに嘘はないのに。

彼女を幸せにしたいとも思うのに。

それなのに、彼を大事したいと思って彼を傷つけたいと願ってしまうんだ。

俺は可笑しいんだろうね。

それでも、それでも、彼に会いたいんだ。

抱きしめたい、キスしたい、抱きたい。

こんなオレが結婚する。

ごめんね、早苗ちゃん。

君はこんなオレと結婚する、初恋の実った可愛そうな花嫁。

 

 

笑顔で彼女はオレを殴った。平手で叩いたのでなく拳骨で殴られた。

そうして言った。

「早くフラレてきて頂戴。それであきらめられるでしょ。慰めてあげるわ。」

彼女の強がりが悲しい。

でもそれは俺のせい。

偽りきれずに彼女に告げた俺のせい。

それでも彼女はオレが彼をあきらめ切れないと同じで俺をあきらめきれない。

だから、強がって俺の帰りを待つと言ってくれる。

「オレ、行くよ。」

「待って。その前に顔冷やしていったら?腫れちゃうわ。」

思いっきり殴ったもの。出会ったときの少女の笑顔で君は冷えたペットボトルを投げてよこした。

ごめんね、早苗ちゃん。

悪い男で。

 

 

 

ドアを開けてくれた君に抱きつく。驚く君はいつもより子供っぽくって可愛い。

 

「君が好きなんだ。君と結婚したい。」

 

きょとんとしている君も可愛い。何を言われたのか理解できないんだね。

俺も君にこの気持ちを理解できるとは思わない。

君はオレ達の結婚を喜んでくれたもの。

そのオレが君にこんなこと言うなんて思わないよね。

それでも本当だよ。

君が

好きなんだ。

 

混乱している君をそのまま抱きしめる。

オートロックがしまる音が部屋に響く。

 

「君を愛しているんだ。」

 

何か話そうとしているんだろうけど、聞く気はない。

真っ赤な顔をしてパクパクと開いたり閉じたりしている唇に口付ける。

とたんに暴れだすけど、絶対に逃がさない。

 

ずっとこうしたかった。

 

ずっとこのときのことを想像していた。

 

深く深く口付ける。

「・・・ふ・・・っん・・・。や、め・・・。」

吐息だって逃さないようにさらに深く口付ける。そしてそのままベットに転がる。

嗚呼、思っていたより君は感じやすいんだね。

誰の影響かなんて今はどうでも良い。

抵抗が弱くなって俺には好都合。

反応する君は想像よりもはるかにオレを興奮させる。

 

 

勃てば出したくなる。

男の当たり前の生理。

イキなよ。

全部飲むから。

今度はオレを。

イカせて。

キツクて。

最高に。

気持ちいい。

君の。

ナカで。

オレをイカせて。

 

 

 

呆然としている君を思いっきり抱きしめる。

弱弱しい抵抗。

そんなもの簡単に封じ込めて耳元で囁く。

 

「これからヨロシク、若林くん。」

 

はらはらと泣き出す君はキレイ。

手放す気は無くなった。

ごめんね、早苗ちゃん。

君と結婚するよ。

でも彼を放さない。

オレは最低な君の初恋の人。

 

 

 

…End…

お礼コメンツ

 
いのぽんさんから頂きました、翼源------ッ!!(叫)
どうですこの翼の鬼畜っぷりの中に見え隠れする切なさ!
早苗ちゃんの笑顔で殴ると言うあねごっぷりも健在で嬉しいvv
こっそりシュナ源前提とのことで、二重に喜んでみたり(安上がりな子です)
いのぽんさま、本当にありがとうございました〜!!